【注意喚起】商品破損の連絡に共有リンクが添えられていたら|開く前に確認すること

「商品が壊れていたので、開封時の動画と写真を共有します」。そんなメールに見覚えのない共有リンクが付いていたら、すぐに開かず、まず注文や問い合わせの記録を確認しましょう。
商品が壊れていたという連絡は、本物のこともあります。受け取ったメールには、AppSheetに関係するアドレスと「Sent from AppSheet」という表示がありました。ただし、差出人欄やサービス名だけでは、送信者やリンク先が安全かどうかは分かりません。リンク先は確認していないため、このメールが詐欺かどうかも断定できません。
確認したメールの特徴
メールには、次のような説明が書かれていました。
- 届いた商品は内部が大きく壊れていて、使えない
- 開封時の動画と、壊れた箇所の写真を保存している
- メールに添付できないため、共有リンクに置いた
- 内容を確認し、交換や返金の手続きを案内してほしい
受信したメールの本文(共有リンクは省略)
こんにちは。
受領した商品の状態を確認したところ、内部が大きく破損しており、使用できない状態であることが判明いたしました。配送中に損傷した可能性がございます。
証拠として、開封時の状況を記録した動画と破損箇所の写真を保存しております。容量が大きくメールに直接添付できないため、以下のリンクにアップロードいたしました。お手数をおかけして申し訳ございませんが、リンク先にてご確認をお願いいたします。
詳細をご確認いただいたうえで、交換や返金など、適切な手続きについてご案内いただけますと大変ありがたく存じます。
よろしくお願いいたします。
田中 ゆい
Sent from AppSheet
件名は「開封時の記録をご確認いただくお願い」、差出人欄には「田中 ゆい」、アドレス欄には noreply@appsheet.com と表示されていました。差出人名は偽装されることもあるため、この表示だけで本人から届いたとは確認できません。リンク先の安全性も確認できていないため、ここでは掲載していません。
どんな点を確認すればよい?
「商品が壊れていた」という連絡だけで、不審なメールとは判断できません。本当に購入した商品について、写真を共有してくる人もいます。ただし、注文や問い合わせに心当たりがないのに、突然リンクから写真や動画を見るよう求められたら、開く前に相手と取引内容を確認しましょう。
このメールは、商品の破損を伝えたあと、共有リンクから写真や動画を見るよう求めていました。また、差出人名・送信元アドレス・文末のサービス名にも違いがあります。こうした点は確認のきっかけになりますが、それだけで偽物と決めつけることはできません。Googleも、不審なメールでは送信元やリンク先を確かめ、返信やリンクの操作を避けるよう案内しています。Gmailのフィッシング対策
リンクを開く前にできること
- 注文や問い合わせの記録を確認する メール内のリンクは使わず、いつも利用している販売サイトやサービスを開いて、該当する注文や連絡があるか確かめましょう。
- 心当たりがあれば、別の方法で相手に確認する 販売サイト内のメッセージ機能や、以前から知っている連絡先を使いましょう。メールに書かれた連絡先やリンクだけを頼りにしないでください。
- ログインやファイルの保存・実行を求められたら、すぐに進まない 共有ファイルを見るためにアカウント情報の入力を求められたら、いったん中断してください。リンク先がGoogleらしく見えても、入力画面が本物とは限りません。IPAも、不審なメールのURLを不用意に開かず、普段使う公式サイトはブックマークなどから確認する方法を案内しています。IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」解説書
- 不審だと感じたら、迷惑メールやフィッシングとして報告する Gmailでは、メールのその他メニューから「フィッシングを報告」を選べます。Gmailでフィッシングを回避・報告する
すでにリンクを開いた場合
リンクを開いただけで、必ず被害が起きたとは限りません。ページを閉じ、そこでパスワードやカード情報を入力したり、ファイルをダウンロードして実行したりしていないかを確認してください。
パスワードを入力した場合は、メール内のリンクではなく公式サイトや公式アプリからパスワードを変更し、同じパスワードを使っているサービスも確認しましょう。職場や店舗のアカウントなら、管理者にも早めに連絡してください。カード情報や決済情報を入力した場合は、カード会社など該当する公式窓口へ連絡してください。
Google Driveの共有ファイルが迷惑ファイルだと分かった場合は、Drive上から報告できることがあります。方法や対象条件はGoogleの案内をご確認ください。Google Driveで迷惑ファイルを報告する
まとめ:破損の連絡は、取引記録を確認してから
商品の破損は本当のことかもしれません。それでも、心当たりのない共有リンクをそのまま開く必要はありません。まず、いつもの公式サイトやアプリで注文や問い合わせの記録を確認しましょう。取引が見つからない場合は、リンクを開かず報告してください。
このメールが本物かどうかは、送信者やリンク先を確認できていないため判断できません。差出人名やサービス名だけで決めつけず、注文や問い合わせの記録を確認してから対応してください。
よくある質問
AppSheetから届いたメールなら安全ですか?
AppSheetの名前やアドレスが表示されていても、安全とは限りません。メールに心当たりがあるか、注文や問い合わせの記録が一致するかを、いつもの公式サイトやアプリで確認してください。
Googleの共有リンクなら開いても大丈夫ですか?
共有リンクがGoogleのサービスを使っているように見えても、中のファイルや、リンク先で求められる操作が安全とは限りません。身に覚えのない共有は、開く前に相手と内容を確認しましょう。
このメールの共有先にウイルスがある可能性はありますか?
リンク先を確認していないため、ウイルスがあるかどうかは分かりません。ファイルにウイルスが含まれていたり、偽のログイン画面が表示されたりする可能性はありますが、実際に確認されたわけではありません。心当たりのないリンクは開かず、ファイルもダウンロード・実行しないでください。
本当に購入した商品の相手からの連絡だったら?
メールのリンクではなく、購入先の公式サイトやアプリから相手に確認しましょう。注文が確認できてから、案内されている正規の手続きで対応してください。
同様の事例も報告されています
詐欺被害ナビでも、商品破損を伝え、写真や動画を共有リンクから見るよう求める似たメールが紹介されています。記事では、送信元に「noreply@appsheet.com」が含まれることや、注文番号など取引を特定する情報が書かれていない点が取り上げられています。今回のメールと共通点はありますが、同じ送信者によるものと確認されたわけではありません。詳しくは詐欺被害ナビの関連記事をご覧ください。
出典・確認日(2026年10月13日)
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