Instagramインサイト分析ツールの導入手順・初期設定ガイド

Instagramインサイト分析ツールの導入手順・初期設定ガイド

本記事では、「Instagramインサイト分析ツール」の導入手順と初期設定の方法をわかりやすく解説します。Instagramのアカウント運用状況を自動で取得・分析し、バズ率の判定やAIによる改善提案を行うための強力なツールです。

Step 1. 必要なAPIキーの取得

まずは、Instagramのデータ取得とAI分析を行うためのAPI情報をご準備いただきます。

本ツールでは「Instagram Graph API(Meta for Developers)」「Gemini API」の2つのAPIを使用いたします。

それぞれ別の記事にて取得手順を詳しく解説しておりますので、手順に沿ってAPIの情報を取得してください。

Step 2. 7日間無料体験の申し込み・ご購入

【大切なお願い】
本ツールをスムーズに、そして確実にご利用いただくため、必ずStep 1の「Gemini API」と「Instagram Graph API」を取得してから、無料体験のお申し込みへお進みくださいますようお願いいたします。

※APIを先に取得していただく理由について

「Instagram Graph API(Meta for Developers)」の利用には、Facebookページの作成やInstagramプロアカウントの連携など、事前準備に少々お時間がかかる場合があります。APIが手元にない状態で無料体験をお申し込みいただくと、設定手順の途中で貴重な無料体験期間(7日間)が過ぎてしまう恐れがございます。そのため、必ずAPI情報がすべて揃った状態でお申し込みください。

本ツールを稼働させるためには、INTWAKのサーバーと通信するための専用の認証情報が必要です。

現在、7日間の無料体験を実施しております!まだツールをお持ちでない方や、無料体験のお申し込みがお済みでない方は、API取得後に以下のページよりお申し込みをお願いいたします。

お申し込みが確認でき次第、システムを稼働させるためのキーとなる「ユーザー名」「WEBアプリURL」「APIトークン(INTWAKトークン)」の3点を新規で発行し、お渡しいたします。

7日間無料トライアルの納品メールのイメージ ▲ 納品メールのイメージ。ツール稼働に必要なユーザー名、URL、トークンが記載されています。(画像クリックで拡大)

Step 3. スプレッドシートの初期セットアップ

各種情報が揃ったら、お渡ししたスプレッドシートを開いて初期設定を行います。

  1. スプレッドシート上部のメニューから 「⚙️ INTWAK」 > 「⚙️ 設定」 > 「🔧 設定パネルを開く」 をクリックします。
  2. 初回実行時のみ「承認が必要です」という警告画面が表示されます。
    画面の指示に従い、アカウントを選択 → 「詳細」 をクリック → 「(安全ではないページ)に移動」 をクリックして、Googleアカウントのアクセスを許可してください。
  3. 設定パネルが開いたら、一番上のオレンジ色の枠にある 「❶ 権限を一括承認する」 ボタンをクリックします。これは、すべての権限が正常に付与されているかを念のため確認する手順です。
  4. 続いて 「② シート作成・初期化」 ボタンをクリックします。これでInstagram分析に必要な「アカウント」「投稿」「ハッシュタグ」などのシートがすべて自動的に生成・準備されます。
メニューから設定パネルを開く様子とシート初期化の操作手順 ▲ メニューから設定パネルを開き、権限の一括承認とシート初期化を実行する様子。(クリックで拡大)

Step 4. ダッシュボードのデプロイ(全画面表示の準備)

本ツールには、分析結果を視覚的に確認できる強力なダッシュボードが備わっています。このダッシュボードを別タブで全画面表示するために、以下の手順で「ウェブアプリ」としてデプロイ(公開)を行います。

  1. スプレッドシート上部のメニューから 「拡張機能」 > 「Apps Script」 をクリックしてプログラムのエディタを開きます。
  2. 画面右上の青いボタン 「デプロイ」 > 「新しいデプロイ」 をクリックします。
  3. 「種類の選択」の横にある歯車マーク(⚙️)をクリックし、「ウェブアプリ」 を選択します。
  4. 設定項目を以下のように入力します。
    • 説明:ダッシュボード(など任意の名前)
    • 次のユーザーとして実行:自分
    • アクセスできるユーザー:自分のみ

    ※「全員」などに変更すると、発行されたURLを知っている人は誰でもダッシュボード(自社のデータ)にアクセスできてしまいます。セキュリティの観点から、基本的には「自分のみ」、またはGoogle Workspace環境であれば「ドメイン内の全員」等に設定することを強く推奨します。

  5. 「デプロイ」 ボタンをクリックします。(※初回は再度アクセス承認が求められる場合があります)
  6. デプロイが完了すると「ウェブアプリ」のURLが表示されます。このURLをコピーしておいてください。(次のStep 5で使用します)

💡 ワンポイント:
デプロイ(URLの発行)は、この段階で先に行ってしまって全く問題ありません。
ただし、後述の設定やデータ取得が終わる前にこのURLを開いても、「認証エラー」画面となりダッシュボードの中身を見ることはできません。ここではURLをコピーするだけで大丈夫です!

Step 5. 設定パネルへの情報入力と各種設定

設定パネルに、ここまでのStepで用意した情報を入力し、ツールの詳細な動きを設定していきます。

1. ツール認証状況(SaaS連携)

Step 2 で発行された「WEBアプリURL」「ユーザー名」「INTWAKトークン」を入力し、「🔗 SaaS連携をテスト・認証する」をクリックします。
成功すると、バッジが「未設定」から緑色の「登録済」に変わります。

2. 各種APIの設定(Instagram & Gemini)

Step 1 で取得したInstagramとGeminiのAPI情報を入力して、それぞれ認証を行います。(※以下の動画も参考にしてください)

【Instagram API取得設定】

  1. 「App ID」「App Secret」「短期トークン」を入力し、「① 長期トークンを取得する」 をクリックします。
  2. 次に、連携している「FacebookページID」を入力し、「② IGユーザーIDを取得する」 をクリックします。
  3. 成功すると、パネル下部の取得情報欄に「長期トークン」と「IGユーザーID」が自動的にセットされます。

※重複スキップを「TRUE」にすると、同じ日のデータは重複して取得しないようになり、シートがスッキリ保たれます。

【Gemini AI 設定】

Step 1 で取得した Gemini APIキーを入力し、「🔗 Gemini APIをテスト・認証する」をクリックして緑色の「登録済」バッジに変わることを確認します。

InstagramトークンやIDの取得、Gemini AIの認証設定を行っている様子 ▲ Instagramの長期トークン・ユーザーIDの取得と、Gemini APIの認証テストを行う様子。(クリックで拡大)

3. ハッシュタグ監視設定

ベンチマークしたいハッシュタグや、自社のハッシュタグを登録します。
カンマ区切りで複数指定が可能です。(例:ホームページ制作, Webデザイン
最新投稿や人気投稿を自動で収集し、ライバルの動向やトレンドの把握に役立てることができます。

4. 定期実行 (トリガー設定)

データの取得やAIによる分析を毎日自動で行う時間を設定します。
各項目(アカウント・投稿、ハッシュタグ、バズ判定)に、実行したい 時間(0〜23の半角数字) を入力してください。例えば深夜の 3 時に実行させたい場合は 3 と入力します。
エラー通知先メールアドレスを設定しておくと、万が一処理が失敗した際にメールで通知を受け取ることができます。

※注意: 数字を入力・削除しただけでは設定は反映されません。必ず画面一番下の 「すべて保存」 または「トリガー設定を保存」ボタンをクリックしてください。保存が成功すると、バッジが「OFF」から「ON」に切り替わります。

5. AIプロンプトのカスタマイズ

AIが出力する分析レポートの「文脈」を自由にカスタマイズできる強力な機能が備わっています。以下の項目を運用アカウントに合わせて調整してください。

  • 【分析時の注意点】 トーン&マナーを指定します。(例:「専門用語は避け、初心者にもわかりやすく」など)
  • 【考慮事項】 アカウントの特性やターゲット層などを伝えます。(例:「ターゲットは20代〜30代の美容に関心がある女性」など)
  • 【求める結果】 AIに何を出力してほしいかを明確にします。(例:「次回の投稿で改善すべき具体的なアクションプランを3つ」など)
  • 【追加指示】 出力形式の微調整などを行います。(例:「良かった点と改善点を箇条書きでまとめる」など)

6. ダッシュボード全画面表示設定

Step 4 でコピーした「ウェブアプリのURL」をここに貼り付けます。設定すると、メニューからいつでもダッシュボードを別タブで広々と全画面表示できるようになります。

すべての入力が終わったら、画面一番下の 「すべて保存」 ボタンを必ずクリックしてください。

Step 6. 設定が反映されているかの確認

設定がすべて完了したら、ツールが正しく動作するかテストしてみましょう。

  1. スプレッドシートのメニューから 「⚙️ INTWAK」 > 「▶ 手動実行」 > 「▶ インサイト取得」 をクリックします。
  2. データ量によりますが、数分で処理が完了し「完了しました!」というポップアップが表示されます。万が一エラーがある場合は、原因がポップアップで通知されます。
  3. 処理が終わったら、シート下部のタブから「アカウント」や「投稿」シートを開き、Instagramのデータが正しく入ってきているか確認してください。
  4. 同様に、メニューから「▶ ハッシュタグ取得」や「▶ 全体バズ率・AI分析」も手動実行し、シートにデータとAIの分析結果が書き込まれるかを確認します。

これで初期設定と動作確認はすべて完了です!明日からは設定した時間(定期実行)に自動でデータが収集・分析されていきます。

手動実行でインサイト取得を行い、データがシートに入力される様子 ▲ 「インサイト取得」を手動実行し、シートに最新データが反映される様子。(クリックで拡大)

【機能解説】ダッシュボードの活用方法

スプレッドシート上部のメニューから 「ダッシュボード起動」 または 「別タブでダッシュボード起動」 をクリックすると、取得したデータを視覚的に分析できる強力なダッシュボードが開きます。スマホやタブレットの画面サイズにも自動で対応し、最適なレイアウトで表示されます。

💡 ダッシュボード上部のメッセージについて
ダッシュボードを開いた際、画面の一番上に「このアプリケーションは Google Apps Script のユーザーによって作成されたものです。不正行為を報告」というGoogleのシステムメッセージが表示されることがあります。こちらはセキュリティ上の仕様として表示される標準のものであり、システムの動作や安全性に問題はありません。右端の「×」ボタンで消してご利用ください。

ダッシュボードの全体像 ▲ ダッシュボードの全体像。(クリックで拡大)

📊 総合ダッシュボード

フォロワー数、合計リーチ、再生数(Plays)、保存率やエンゲージメント率(ER)など、アカウント全体のパフォーマンスを示す16個の主要KPIを一目で確認できます。また、成果トレンドやインタラクション推移のグラフで日々の成長を可視化します。
さらに、「🤖 日付別 全体バズ率 AI分析レポート」では、対象日を指定することでAIが生成した具体的な運用アドバイスや改善アクションプランを確認できます。

📝 投稿一覧&詳細推移

各投稿のリーチ、再生数、いいね、保存数などを一覧で確認・比較できます。エンゲージメント率や独自のアルゴリズムによる「バズ判定(🚀バズ / 🔥好調 / ・通常)」の結果から、反響の良かった投稿の傾向を掴めます。
リストの行をクリックすると、その投稿単体の「成長推移グラフ」が下部に表示され、時間経過とともにどう伸びたかを分析できます。

#️⃣ ハッシュタグ分析

「🔥 人気ハッシュタグ分析」と「🕒 最新ハッシュタグ分析」の2つのタブで、監視対象として登録したハッシュタグの動向を可視化します。
上位キーワードの「いいね・コメント推移」の折れ線グラフや、「キーワード別・タイプ別」の投稿比率の円グラフから、競合のトレンドやハッシュタグの勢いを素早く把握できます。

📋 システムログ

日々の定期実行(自動データ取得・分析)の結果を確認できます。エラーが発生した場合はここに記録されるため、トラブルシューティングに役立ちます。ログデータのCSV/TXT/JSON形式での一括ダウンロードも可能です。

【機能解説】メニューの各項目とツールの詳細な使い方

スプレッドシート上部の「⚙️ INTWAK」メニューには、日々の運用やメンテナンスを効率化する便利な機能が詰まっています。それぞれの機能について詳しく解説します。

⚙️ 設定

ツールの基盤となる設定を行うメニュー群です。

  • 🔧 設定パネルを開く:
    Step 3〜4で使用した、各種APIキーやAIのプロンプト、定期実行時間を設定するメイン画面を開きます。運用方針が変わった際や、AIの出力傾向を調整したい場合はここから変更を加えます。
  • 📄 情報をコピー&保守対応:
    トラブル発生時のサポートや、日常の保守管理を強力にサポートする機能です。
    • 情報のコピー: お問い合わせ時に必要な「スプレッドシートID」や「ユーザー情報」などをワンクリックでクリップボードにコピーできます。
    • ログ出力機能: 自動で記録されている「定期実行ログ」のデータを書き出し、エラーの原因究明に役立てることができます。
    • 管理者への共有機能: 解決が難しいトラブルが起きた際、ワンクリックで管理者にスプレッドシートの権限を共有できます。共有リンクが管理者にメールで自動通知されるため、迅速な保守対応(サポート)を受けることが可能です。
  • 📊 レポート作成(Looker):
    取得したデータを視覚的に美しいレポートにする「Looker Studio」との連携用ガイドを表示します。クライアントへの提出用ダッシュボードを作成したい場合に活用してください。
  • 🔄 同期ツール:
    取得したインサイトデータを、別のスプレッドシートや外部システムと同期させるための高度な設定ツールを開きます。複数アカウントのデータを一箇所に集約したい場合などに使用します。(※上級者向け)

🤖 分析プロンプト生成

シートに蓄積されたすべてのデータ(リーチ、再生数、いいね、保存率、バズ判定など)を統合し、ChatGPTやGeminiなどの外部AIにそのまま貼り付けられる「超・高精度なプロンプト」を自動生成する機能です。

【使い方】

  1. メニューから「🤖 分析プロンプト生成」をクリックし、右側にサイドバーを開きます。
  2. 分析モードを選択します。「全体分析(全期間)」、「期間分析(特定の日付範囲)」、または「投稿単体分析(特定のURLやショートコード)」から選べます。
  3. 「生成」ボタンを押すと、AIに読み込ませるための詳細なデータテキストが作成されます。
  4. 「コピー」ボタンを押し、お好みのAIツールに貼り付けて実行してください。
    定期実行での自動分析とは異なり、手動でより深く具体的な改善案やコンテンツ企画を出したい時に非常に役立ちます。
分析プロンプト生成のサイドバーが開き、モードを選択している様子 ▲ サイドバーから分析プロンプト生成を起動し、AI用テキストを生成・コピーする様子。(クリックで拡大)

▶ 手動実行

通常は設定した時間に自動で動く処理を、「今すぐ」実行したい場合に使用します。

  • ▶ インサイト取得: 最新のアカウント情報と投稿のパフォーマンスデータを取得します。
  • ▶ ハッシュタグ取得: 指定したキーワードに関する最新・人気のハッシュタグ投稿を収集します。
  • ▶ 全体バズ率・AI分析: 取得したデータを元に独自のアルゴリズムでバズ判定を行い、AIによる各投稿の分析を実行します。

※ 手動実行時にエラーが発生した場合は、原因が画面上にポップアップで表示されるため、設定ミスなどの確認に便利です。

📘 各種マニュアル / ✉ お問い合わせ / 📄 利用規約

ツールの利用で困った時のサポート導線です。いつでもすぐに確認できるようになっています。

  • トークン&ID取得手順: APIキーの取得方法に関するマニュアルページをすぐに開けます。
  • お問い合わせ / 公式サイト: 開発チームへの専用の問い合わせフォームや、公式サイトをすぐに開くことができます。
  • 利用規約: 本ツールの利用に関する規約や、データ取り扱いに関する注意事項等を確認できます。

【応用編】さらに高度な活用方法

本ツールで蓄積したデータは、そのままスプレッドシートで管理するだけでなく、他のツールと連携させることでさらに強力な武器になります。

クライアント向けの綺麗なダッシュボードを作成する「Looker Studio連携」についても別記事で解説しています。ぜひチャレンジしてみてください!

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