【注意喚起】PC App Storeが画面を占拠!消せない時の駆除・データ救出方法

「パソコンの画面が突然乗っ取られて、クレジットカードの登録画面から動かなくなった!」
先日、私の身内からこんなパニック状態の連絡が来ました。話を聞いてみると、パソコンで「LINE」を使おうとネット検索し、一番上に出てきた広告からダウンロードしたつもりが、全く別の悪質なプログラムに感染してしまったとのことでした。
- 「LINE」を検索し、一番上の「偽広告」からダウンロードして感染
- 「PC App Store」が画面を全面占拠し、PCの操作を不能にする
- クレジットカード情報の入力を迫ってくる(絶対に入力NG!)
- ウイルス駆除には「初期化」が確実だが、事前のデータ救出が必須!
- 対策:ダウンロード前にURLが公式か必ず確認する
感染後、なんとか画面を閉じようとタスクマネージャーを開いても、常に手前に出てきて一切の操作を受け付けない状態に。
この状況からパソコンを安全に復旧させるには、最終的に「初期化(工場出荷状態に戻す)」を行うのが最も確実です。しかし、そのまま初期化をすると大切なデータもすべて消えてしまいます。
そのため、私は初期化を実行する前に「Linux」などの別OSからアクセスして、大切なデータを安全に救出するという対応を行いました。
ただし、最近のパソコンは「BitLocker」等によってハードディスク(SSD)自体が暗号化されていることが多くなっています。その場合、「回復キー」が分からないとデータの救出が極めて難しく、泣く泣く初期化せざるを得ないケースも実際にあります。
それでも、「まだ救出できる可能性」は捨てきれません。諦めてしまう前に、まずは専門家にご相談いただくことを強くおすすめします。
もし、今この記事を読んでいるあなたが同じような状況に陥っていたら、「絶対にクレジットカード情報を入力しないでください!」 そして、「データを諦めてすぐに初期化する前に、まずは落ち着いてください」。
そもそも「PC App Store」とは?
「PC App Store」という名前を聞くと、Appleの「App Store」やMicrosoftの公式ストアのように聞こえますが、全くの別物です。これは公式を装った「アドウェア(迷惑ソフト)」や「マルウェア(悪意のあるプログラム)」の一種です。
本来の目的のソフトのインストールに紛れ込んで勝手にパソコンに入り込み、パソコンのシステムを乗っ取って、ユーザーに不当な請求やクレジットカード情報の入力を迫るのが主な目的です。
巧妙かつ悪質な手口の全貌
身内が引っかかってしまった手口は、現代のネット社会では誰にでも起こり得る非常に巧妙なものでした。
手口1:検索の一番上にある「偽の広告」から誘導される
GoogleやYahoo!などで「LINE ダウンロード」と検索すると、検索結果の一番上に「スポンサー(広告)」として偽のサイトが表示されることがあります。
中にはLINEそっくりのサイトになっているものもあれば、「アプリストア」のような見た目で、様々なアプリがダウンロードできるように見せかけた悪質なサイトもあります。
手口2:画面を全面占拠し、操作不能にさせる
このウイルス最大の特徴は、パソコンに侵入すると画面全体(フルスクリーン)を乗っ取ることです。
「×」ボタンを押して閉じようとしても閉じられず、強制終了させようとタスクマネージャーを開いても、それすらも覆い隠すように全面に出てきて操作を妨害します。ユーザーを焦らせ、パニックに陥らせるための悪質な仕掛けです。
手口3:狙いは「クレジットカード情報」
画面を占拠した後に表示されるのは、警告画面や「クレジットカードの登録画面」です。「サブスクリプションの登録が必要です」「セキュリティを更新するために決済してください」などとそれらしい理由をつけてきます。
ここでパニックになり、「これを入力すれば元の画面に戻るかも…」とクレジットカード情報を入力してしまったら最後、情報が抜き取られ、不正利用されてしまいます。
もし感染してしまったら?
万が一、このような不審な画面が出てしまった場合、まずは落ち着いて「急いでインターネットから切り離す」ことが最優先です。パソコン内のデータが外部に送信されたり、遠隔操作されたりする被害を防ぐためです。
まずはネット接続を切断する
【有線LANの場合】
パソコンに繋がっているLANケーブルを物理的に直接抜いてください。
【無線LAN(Wi-Fi)の場合】
画面全体が占拠されていても、下の「タスクバー」だけは生きている(操作できる)ことがあります。可能であれば、画面右下のWi-Fiマークをクリックし、「切断」を選択してください。
もし、画面が完全に覆われてしまってマウス操作が難しい場合は、Wi-Fiルーター自体のコンセント(電源)を抜いて、強制的に通信を遮断してしまうのが確実です。
ネットを遮断した上で、以下のことは絶対に避けてください。
- クレジットカード情報を絶対に入力しない
- 画面に表示されている電話番号には電話しない(サポート詐欺に繋がります)
- データを諦めて、すぐにパソコンを「初期化」しない
もしクレジットカード情報を入力してしまったら?
もし、パニックになってクレジットカード情報を入力してしまった場合は、一刻も早く以下の対応を行ってください。
1. 急いでクレジットカード会社へ連絡し、カードを停止する
不正利用されてしまう前に、すぐにクレジットカードの裏面に記載されているカード会社の窓口へ電話してください。
その際、「パソコンがマルウェア(ウイルス)に乗っ取られ、誤ってカード情報を入力してしまった」と事情を正直に伝え、至急カードの利用停止と再発行を依頼してください。
2. お近くの専門業者に相談し、「初期化」を含めた対応を行う
カードの停止が完了したら、次はパソコン本体の対処です。ご自身で、お近くのパソコン修理業者やサポート業者にご相談いただき、「データの救い出し」や「マルウェアの削除・初期化」などを依頼することをおすすめします。
ネット上の情報を元にご自身でマルウェアを削除しようとする方もいらっしゃいますが、マルウェアの手口は日々進化しています。見えている不審なアプリを削除したつもりでも、全く別のディレクトリ(隠しフォルダなど)にウイルスが潜伏している可能性があります。
そのため、面倒に感じるかもしれませんが、安全を完全に確保するためにはパソコンを「初期化(工場出荷状態に戻す)」するのが一番確実で推奨される方法です。
被害を防ぐための防衛策と見極め方
今後同じような被害に遭わないためには、ダウンロード前の「URLの確認」が最も効果的です。
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ダウンロード前にURL(ドメイン)を必ず確認する
ブラウザの上部にあるURLを必ず見てください。LINEの公式サイトのドメインは「line.me」です(例:https://line.me/ja/)。 -
よく似た偽ドメインや「アプリストア風」に注意!
偽サイトはデザインを真似できても、URLまでは完全に真似できません。
もしURLが「line-app-download.com」のように違っていたり、「1ine.me」のように数字が混ざっていたりする不審なサイトだった場合は、絶対にダウンロードしないでください。また、公式ストア以外からのアプリのダウンロードは極力控えましょう。
よくある質問(FAQ)
データは諦めないで!
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「操作が何もできないから初期化するしかない…」と諦める前に、
まずは私たちにご相談ください。
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初期化を行う前に、救出できる大切なデータがあるかもしれません。何かあればすぐにご相談ください。
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ネットの脅威は日々進化しており、偽サイトも巧妙になっています。
しかし、正しい知識と専門家のサポートがあれば怖くありません。
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