インターネットわくレポートの見方

この記事では、レポートに出てくる各数値の意味と読み方を、ご説明します。
このデータからどんなヒントが得られるのか、どのように事業に役立てられるのかについても解説します。
1. サイト全体の動き
✅ 表示回数(ページビュー / PV):1,101回
サイト内のページが合計で何回見られたかを表します。
たとえば1人が3ページ見たら「3回」とカウントされます。
👉 活かし方:ページビューが多ければ「関心が高い」、少なければ「改善の余地あり」と読み取れます。
特に人気のあるページの特徴を他ページにも応用すると効果的です。
✅ アクティブユーザー数:44人
この期間中に訪問した「人の数」。
同じ人が何度来ても「1人」として数えられます。
✅ 新規ユーザー数:43人
初めてサイトを訪れた人の数。
アクティブユーザーとほぼ同じということは、多くが新しいお客様ということです。
👉 活かし方:新規ユーザーが多い=認知度が広がっている証拠。
初回訪問者向けの導線や案内を見直して、離脱を防ぐなどの対策が可能です。
✅ エンゲージメントがあったセッション数:122回
「10秒以上滞在」「複数ページを見た」「何か操作をした」など、意味のある行動があった訪問の数です。
✅ エンゲージメント率:70.93%
訪問のうち、実際に何かアクションがあった割合。
7割以上というのは高い数値です。
👉 活かし方:サイトの内容がしっかり読まれている証拠。
反応が良いページの特徴を見つけて、他ページにも展開しましょう。
✅ 平均セッション継続時間:12分40秒
1回の訪問あたり、平均でどれくらいの時間滞在していたかを示します。
👉 活かし方:長く滞在されている=コンテンツが読まれている可能性大。
「何に興味を持ったのか」を分析すれば、よりよいコンテンツのヒントに。
2. 日別の動き
アクセスが多かった日は以下の通り
- 5月17日:179回
- 5月19日:152回
- 5月21日:163回
👉 活かし方:この日付に、SNS投稿や新しい記事を公開していたら、それがアクセス増のきっかけ。
タイミングと連動させてコンテンツや告知を行えば、より効果が高まります。
3. ユーザーの居住地
国別
- 日本:65.9%
- アメリカ:18.2%
- 台湾:9.1%
市区町村別(日本)
- 船橋市:44.4%
- 沖縄市、多摩市、流山市:各11.1%
👉 活かし方:地元(船橋市)からのアクセスが多いということは、地域密着型のアプローチが効果的。
地域限定キャンペーンやイベント告知などにも活用できます。
4. どのデバイスで見られている?
- デスクトップ(PC):53.3%
- モバイル(スマホ):46.7%
👉 活かし方:スマホからも多くアクセスされています。
スマホでも使いやすいデザイン・操作性の改善が今後のポイントです。
5. サイトへの入り口(流入経路)
流入元 | セッション数 | エンゲージメント率 | 平均滞在時間 |
---|---|---|---|
direct(URL入力やブックマーク) | 133回 | 72.18% | 12分39秒 |
Google Tag Assistant | 35回 | 71.43% | 13分18秒 |
LINE | 1回 | 100% | 26秒 |
👉 活かし方:ブックマークなどからのアクセスが多いのは、リピーターが多い証拠。
常連の方への特典や、新着情報の定期発信が有効です。
SNSや広告など、他の流入元を増やす施策も検討するこができます。
6. 人気ページランキング
ページ | 表示回数 | エンゲージメント率 |
---|---|---|
ホームページ | 886回 | 72.39% |
プライバシーポリシー | 44回 | 100% |
投稿ページ | 37回 | 100% |
404ページ(エラー) | 8回 | 100% |
日付変換ツールなど | 5~21回 | 高い割合 |
👉 活かし方:ホームページだけでなく、便利ツールや投稿コンテンツも注目されています。
ツール系コンテンツの追加や、投稿の充実によってさらなる滞在時間の増加やリピーター獲得が期待できます。
まとめ:このレポートからわかることと次のアクション
- 新規ユーザーが多く、サイトの認知が広がっている
- 船橋市など地元での関心が高まっている
- スマホからも多く見られており、モバイル対応が重要
- 便利ツールや投稿ページにニーズあり
- SNS連動や特定日のアクセス増加は、施策との関連性が高い
次のステップとしては:
- 地域やターゲットに応じたコンテンツ強化
- モバイル対応の強化(デザイン・表示速度など)
- リピーター向け施策の実施
- 人気コンテンツの分析と展開
- SNSなど他チャネルとの連携強化
このように、アクセスデータを見ることで、「何が求められているのか」「どこに力を入れるべきか」が明確になります。数字を“読む”ことが、今後のビジネスに大きく役立ちます!